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秋の濡れ落ち葉ではありません。
トータルビューティーサイエンティストの
アナトミー村本です。

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こちらは本物の落ち葉ですが、
以前、ある通販化粧品の新聞広告で、
「皮膚は排泄器官、吸収器官ではありません」
というキャッチコピーを目にしたことが
あります。確かに生物学的に言えば、
その通りですが、何か、その捨てられる
皮膚の角質のために、手間をかけて、
お金をかけて手入れをする意欲が
そがれるようなコピーだと感じました。
もちろん、そのメーカーさんも、その後の
説明で、本当の趣旨を伝えていたよう
ですが・・・。
ですから、毎年、この季節に枯れ葉を
見ると、排泄された皮膚の角質を
思い出すのです。
(寂しい~気分)
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剥がれ落ちてゆく角質細胞に注目すると
このようなネガティブなイメージを持つ
のかもしれませんが、新しく生まれて
くる角質細胞を元気な細胞に育てる
イメージを持てば、再生(reborn)の
チャンスだと言えますよね。

従って私は、皮膚は常に新しい自分を
アピールする「表現器官」
だと
とらえています。
自分を若く、綺麗に表現するためなら
皮膚にどんな手間をかけても、お金を
(できる範囲で)使ってもかまわない
のでは・・・。
だからこそ、元気でいられるのです。

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ところで、みなさんは、秋の肌は夏に
生まれて1ヵ月から2ヵ月かけて育って
きた肌だという認識はありますか。
イラストを見ていただけば一目瞭然ですね。

1年で一番、肌へのダメージが大きい夏に
生まれ、育ってきたために、メラニン色素
をため込んだ細胞や傷ついた細胞が、
今からどんどん表面に顔を出してくるのです。


では、どう対処すれば良いのか???

基本のスキンケアに返るのです。
保湿の基本4アイテムのライン使いです。

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女性のみなさんはご存知だと思いますが、
洗顔後の化粧水、美容液、乳液、クリーム
の保湿4アイテムを連続で使うことを
基本の「ライン使い」と言います。

一方、これをひとつの製品で済ませるのが
オールインワン化粧品です。
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手間がかからず簡単で値段も単品なので
リーズナブルな予算内で済みます。
多くの女性、特に忙しい主婦のみなさん
から絶大な支持を得ているようです。
しかし、皮膚のイラストからわかるように、
この時期の肌トラブルの原因は夏の
紫外線、炎症、乾燥、その他の過度な
刺激などです。
当然、対処の方法が決まってきます。
普段、オールインワン化粧品をお使いの
みなさんも、秋のこの時期だけは、基本
のライン使いに切り替えて、1日でも早い
皮膚状態の鎮静化と正常化、保湿回復
と疲労回復を図って欲しいのです。
大手化粧品メーカーさんは、両方の製品を
売らなければならないので、オールインワン
化粧品を、この時期は頼り過ぎないように
とは言えないのです。
ですから、私が代弁しているのです。

では、実際、保湿4アイテムのライン使い
によって、皮膚内部で何が起こっている
のかを説明します。

1.化粧水:表皮角質層をたっぷりの
水分でほぐして、美容液の有効成分を
浸透しやすくする。

2.美容液:有効成分を皮膚深部に届けて
作用させる。

3.乳液:有効成分を更に皮膚内部に拡散
させて、表面は軽く油分で蓋をする。

4.クリーム:皮膚表面を皮脂に近い成分で
しっかり保護をして、皮膚を柔らかく保ち、
水分の蒸散を防ぐ。

普段オールインワン化粧品をお使いの
みなさん、是非、この時期だけでも
ライン使いを!


続いて、製品選びのコツですが。
抗炎症成分の入った「薬用」化粧品が
おすすめです。グリチルリチン酸2K
とかアラントイントラネキサム酸
配合された「薬用」保湿化粧品です。
なぜなら、まだ皮膚が炎症を引き
ずっている可能性があるからです。
また、美白化粧品を選ぶ時も、保湿を
重視し、抗炎症作用と美白作用を兼ね
備えたトラネキサム酸カモミラET
配合されたものがおすすめです。
もちろん、ビタミンC誘導体を美白有効
成分とした製品ならば、酸化して、色の
濃くなったシミを還元してうすくしてくれ
るので、この時期は是非、取り入れたい
ですね。
ビタミンCは飲み薬やサプリメントでも
毎日摂取しましょう。からだの中からの
抗酸化、還元作用は非常に重要です。

最近は使う順番でも、化粧水の前に
使う美容液が多く発売されています。
各化粧品メーカーさん独自の理論で、
製品化しているので、まずは指定の
順番で使ってみてください。ただし、
洗顔直後にいきなり、高濃度な美容液
を使うと、刺激が出る可能性があるので、
ピリピリしたり、しみる場合は順番を変え
て化粧水の後にしてもかまいません。

10月いっぱいは、表面化してくる
夏のダメージサインとの闘いだと覚悟
して、じっくり、丁寧に抗炎症、美白、保湿
ケアに集中しましょう。


もう一度言います、私は濡れ落ち葉では
ありません。
どちらかと言えば昭和枯れすすき?
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散歩をしていて、季節の変化と皮膚の
ターンオーバーがオーバーラップした
トータルビューティーサイエンティストの
アナトミー村本でした。

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