肌を造るものは気持ちと食事。
食事で女子力を高める奇跡の63歳、少年
アナトミー村本です。
いくらお肌の手入れをしても、高いお化粧品
を使っても、なかなか肌の調子が上がらない
人は毎日の食事を再チェック。
前回取り上げた「シワ改善」効果のある
ビタミンA（レチノール）は栄養素としても
非常に重要な働きをするビタミンなのです。





昔から理科や家庭科の試験に必ず、
出てくる問題がビタミンAが不足すると
【　　　　　　】になります、という問題。
何とかの一つ憶えのように【夜盲症】
と暗記して答えていましたが、当時から
夜、物が見にくいのは誰でも同じで、
夜盲症という病気の症状があまり想像
できなかったのは私だけだったでしょうか。


ビタミンAは目の網膜でレチノールの
アルデヒド型（レチナール）に変化して
網膜の栄養になり、視力の維持に働いて
います。しかし、その不足をなかなか自覚
することはないのでは、と思います。それ
よりも、ビタミンAがお肌のターンオーバー
や免疫力の維持に大事な働きをしている
ことが忘れられているのが心配です。
昭和生まれの人なら、小学生の時、給食に
肝油のソフトカプセルみたいなものが
必ず付いて出てきたことを憶えていると
思います。私はお菓子のようで好きでしたが
口に出して「肝油が好きだ」言える勇気は
ありませんでした。あれが、ビタミンA強化
のための栄養剤だったのです。
現在のビタミンA摂取状況を調べてみると
ご覧の通り男女とも推奨量の6割ぐらい
しか摂取していないのがわかります。

意外と取れていないのに驚きました。
アンチエイジングで大事なビタミンとして
ビタミンACE（エース）と言われる中で、
Aが1番影が薄いかもしれませんね。
こういう私の食事でも、たとえばある日の
昼食をよくよく見てみると、ビタミンAは
すりおろし野菜のドレッシングとベビー
リーフに少しだけ入っていただけかも
しれません。

美容家の私は朝ご飯は納豆とヨーグルト
（キウイ、バナナ、ブルーベリー入り、無糖、
脂肪分ゼロ）とシリアル＋牛乳なので、
シリアルでビタミン強化をしています。
ちょうど、不足分の40%分を補える量です。


シリアルならば食事として摂取でき、
薬のように服用するサプリメントのように
過剰摂取になる心配は、まずありません。

美肌の維持と若い肌のままでいるため
には、シミの予防でビタミンC、シワの予防
ではビタミンAとナイアシンアミドの
ビタミンB、そして抗酸化作用の
ビタミンEが大事ですから、ビタミンの
A、C、EにBも加えて、
ビタミンBACE（ベース）が大事だと
言えます。
本当のスペルはBASE（基本）ですが
BACEでベースと呼びましょう。
いつまでも若い肌でいたいなら、
毎日の食事とスキンケアで
からだの中から外から
美肌の基本「ビタミンベース」
を心がけましょう。

最近ネスレさんの粉末麦芽飲料「ミロ」が
販売中止になったようです。貧血防止の
鉄分補給に効果があるとネット上で話題に
なり、爆発的に売れてしまったからと報道
されていました。
極端なサプリメントや栄養補助食品の
摂取はおすすめしませんが、自分の
食生活に足りないものを意識して食べる、
補うという姿勢は良いことだと思います。
ネット情報の増加（氾濫？）から栄養IQ
の高い人が増えているのかも知れません。
みなさんのコスメIQも高めていきたいです。

新型コロナウイルスの感染の収束後は
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村本　敦比古