Acnes-COVID-19 (2)
三蜜より酸欠が心配な奇跡の63歳。少年
アナトミー村本です。

連日の猛暑でマスクの中はムレムレの状態。
乾燥肌の人にとっては嬉しい肌環境か、と
言うと、実は角質層の油分・水分バランスが
崩れて肌のバリア機能が低下。更に、
皮膚常在菌の勢力図にも変化が起こり、
ニキビや肌荒れが発症しやすくなっています。
常在菌勢力図
敏感肌の私は口のまわりにできるニキビが
非常に気になっています。先日も白ニキビ
潰れて、少し炎症が残っていたので焦りました。
マスクの下で

そんな私がニキビの出来はじめに必ず使って
ケアしているのがビタミンCのパウダー
粉状になっていますが、実は高濃度VCの
美容液をシリカでカプセル状に包み込んだ
剤型のものです。
パウダーを塗布
指先に少しずつ取って、直接ニキビの
赤ちゃんに押し付けて粉を液状にして
浸透させます。こうやって、一つ一つの
ニキビをVCの粉で撃破するのです。
お蔭さまで、赤く腫れたり、化膿して跡が
残るようなニキビに発達することはまず
ありません。
VCの美容液とは
ニキビができても跡が残らなければOK。
ニキビができないように徹底的に洗顔して、
油分を取り除いて、カサカサの肌になって、
余計に皮膚のバリア機能が低下して、
ニキビができやすくなる、いわゆる、
「ニキビ洗い過ぎニキビ」の悪循環
足を突っ込む事だけは避けたいですね。
ニキビ洗顔悪循環
ニキビ関連の化粧品や美容機器は世の中に
ゴマンと溢れています。しかも、かなり強引に
洗って殺菌して乾かすようなものが多い
ようです。
「ニキビができるのはしょうがない事」と
あきらめ、ただし「跡は残さない」覚悟が必要
です。
ニキビ発症悪化

ニキビがひどくなると、アクネ菌以外の
表皮の菌も繁殖して二次感染を起こし、
皮膚の深い所まで炎症が広がります。
そこで真皮層の構造も破壊する結果、
クレーターのような大きな跡が残って
しまいます。

私が現役の製薬会社開発部員のころ、
薬局の薬剤師さん達を集めて大学病院の
皮膚科医を講師に「皮膚病薬研究会」と
いう勉強会のお手伝いをしていました。
その際に使用していたスライドに
「湿疹三角形」というチャートがありました。
皮膚の湿疹の初期(軽度)から悪化(重度)
してゆく過程を示し、それぞれの段階から、
回復・治癒してゆく流れを説明しています。
湿疹三角形

ニキビも大きく化膿させなければ、きれいに
治るのですが、それができないと、真皮層に
影響を与え、クレーターのような跡を残す
ことになるのです。
クレーター
では、できてしまったクレーターはどうすれば
いいのでしょうか。
残念ながら完全に消すのは難しいでしょうが、
美容皮膚科の施術を受けるか、あるいは気長
に保湿のスキンケアを続けて、目立たなくする
ことは可能です。
枯れてボコボコ石の出ていた池の底も水で
満たされれば、鏡のように滑らかな水面に
なります。
スキンケアの基本である「保湿」と
「過度な刺激」をしないことを忘れずに
毎日ていねいにお手入れすることが、
美肌への近道なのです。
頑張りましょう!

楽寿園

新型コロナウイルスの感染の収束後は
楽しいスキンケア講演会。営業社員、
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お手伝い。美容と健康に関する文章の
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村本 敦比古