1ヵ月以上、間が空いてしまったブログの
再開です。
奇跡の61歳、少年。アナトミー村本です。
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34年ぶりに母親と暮らすことになりました。
母は93歳です。やはり、いくつになっても私は
母から生まれたからだで生きているのだと
感じます。DNA実感とでも言いましょうか?

ところで、先週の土曜日の朝。サラダに
かけようとしたイタリアンドレッシングを
ふと、秋の日差しに透かしてみると、
何ときれいなこと!
宝石のように輝いているではないですか。
そして生物専攻の人間の性(サガ)で
しょうか、いつも、生命の起源と言われた
「コアセルベート」を思い出すのです。
カエルの卵とかイクラの粒々。そして化粧品
ですとリポソームのような多層の粒子。
とにかく、袋状の物、膜に包まれたものに
異常に興味をそそられます。

さて、ドレッシングの泡状のものはサラダ
油の油滴ですが、からだの中に溜まった
油も脂肪細胞という細胞の中に油滴
のような形で蓄えられます。
内臓のまわりや皮下に、過剰に溜まった
状態が「肥満」ですよね。
肥満は糖尿病などの生活習慣病の原因
になるだけでなく、美容の面でも厄介な
問題を引き起こします。
そのひとつが顔の「たるみ」です。
肥大化脂肪細胞

昔、ある皮膚科のドクターが講演会で冗談
半分に「シワやたるみの一番の予防方法は
・・・太り続けること」と、おっしゃっていました。
なるほど、それもひとつの有効な手段だな、
と納得していましたが、最近、たまたま本を
読んでいたら、その考えを否定する理論に
出会いました。(ピン!と来ました)
それは、昨年と本年、資生堂ライフサイエンス
センターの江連さんが書かれたアンチエイジング
の本の中にありました。これらの一連の研究は
すでに2014年と2016年の化粧品技術者の
国際学会で発表され、最高賞を受賞した研究
ですが、それをわかりやすく解説したものが、
こちらの本に掲載されていました。
江連さん書籍
顔の「たるみ」の原因は真皮層のコラーゲン
やエラスチンの減少などが考えられますが、
更にそのきっかけとなっているのが、皮下
脂肪の肥大化だったというのです。
肥大化した脂肪細胞からはある物質が
分泌されて、皮膚の真皮と表皮の構造を
崩してしまいます。その結果「たるみ」が
生ずるというのです。
もう少し詳しく説明すると、通常の皮下脂肪の
小型脂肪細胞ならばアディポネクチンという
物質が分泌されて、真皮層の線維芽細胞
を刺激し、コラーゲンやヒアルロン酸を作り、
張りのある肌を維持できますが、過剰に
脂肪を蓄えて肥大化した脂肪細胞からは
脂肪酸のパルミチン酸が分泌され、
線維芽細胞の働きを抑えて、コラーゲン
やエラスチンの産生を減らしてしまうのです。

アディポネクチン
その結果、顔の「たるみ」が発生するのです。
つまり、肥満が顔のたるみに大きく影響して
いる、と言うことがわかって来たのです。
今、テレビで活躍している おデブキャラの
タレントさん達も、今は張りがあって、
年齢の割に若く見えますが、20年後、
30年後がどうなるかは、容易に想像が
つきそうですね。
「油滴は素敵」ではなくて
「過剰な油滴は美容の宿敵」
だったと言えますね。


化粧品の効能も医薬部外品の範疇で、
シミの予防、乾燥による小じわの防止、
そしてしわ改善の効果までうたえるように
なりました。当然、次は「たるみの予防」
というところで、資生堂さんを
はじめ、大手の化粧品メーカーは
着々と研究を進めていると思われます。
そこで、「肥満によるたるみの防止」と
なると、食事からのアプローチが必要に
なりますから、まずは「機能性表示食品
で製品化を考えているかもしれません。
「肥満によるたるみの防止」食品が発売
される日は近いかもしれませんね。

若い人たちは太る事を心配しますが、
私ぐらいの年になると、縮むことが
心配になってきます。
気持ちだけでも大きく太りたいと願って
毎日を過ごしています。
しぼんでいませんか

「希望は大きく、脂肪は小さく!」
をこれからのスローガンにします。
それと、毎日、たるまないように・・・
ぼーっと2

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村本 敦比古