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アリーの1本目がなくなりそうです。
ご無沙汰しました。最近ブログの更新
がままならぬ奇跡の61歳少年。
アナトミー村本です。

今年はサンスクリーン剤の消費が早い
ですね。毎日、晴天続きで、史上最速の
梅雨開け。化粧品メーカーさんは売上げ
好調で、在庫が心配というところでしょうか。
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今年も行ってきました日本香粧品学会
昨年のブログでも紹介したサンスクリーン剤
の実際の使用量の調査報告がありました。
SPF 50とかPA+++とかの数字や強度は
測定法の国際規格ISO2444にのっとり、
1平方センチメートルあたり2.0ミリグラム
量を塗って測定しますが、実際に購入した
お客様がどの程度の量を塗っているかを
昨年より更に詳しく調査した結果が報告
されました。
実際に顔に塗ている量は下地で0.5、
乳液で0.3、ジェルで1.2、スプレーで0.2
ミリグラムという結果でしたが(2017年報告)

今回、注目されたのが塗った手の平に、
どの程度残るか?「手残量」の問題でした。
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化粧下地では40%、乳液タイプで34%、
ジェルで20%も残っていたそうです

「もったいない」というより、「効果の方は
大丈夫か?」という問題ですね。

そこで思い出したのが昨年11月に開催
された「冬の紫外線対策」という市民講座
で京都大学名誉教授の宮地良樹先生が
突然ステージ上で実演して見せてくださった
新しいサンスクリーン剤の塗り方
「M式塗布法」
というもの。

詳しくは「光老化啓発プロジェクト」の
ホームページをご覧ください。
https://www.hikari-rouka.org/

M式塗布法

サンスクリーン剤を手の平に取るのではなく、
手の甲に取るという発想の転換
「素晴らしい!」と感心しましたが、実際に
やってみると、正直言って「めんどう」でした。
宮地先生ごめんなさい!
しかし、いろいろなアイデアを出し合って、
きっとこの問題も解決できるのだと
思います。
学会の会場からの意見で、色々な使い方
をする人がいることを想定して、実際の
使用量でも数値通りの効果を発揮する
製品を作ればいいということですよね、
と開き直った意見も出ていました。
つまり、測定ではSPF100ぐらいのもの
を製品化してSPF30と表示して販売する、
ということでしょうか。
これからは測定値実使用値の両方を表示
する必要があるかもしれませんね。

ところで、宮地先生がM式塗布法を実演
されている時に、不謹慎かもしれませんが、
思い浮かんだのが「なんでだろう」
ダンスでした。M式塗布法は手をクロス
してもできると思います。
ともアンドてつ
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村本 敦比古